前回は、JAZZで使うセブンスコードの4種類を、ギター指板上の4ポジションで覚える方法を説明しました。
ポジションごとのアルペジオを覚えることができて、ジャズの曲でアルペジオのみでソロを弾けるようになれば、その後のスケールを使ったソロの練習がグッと簡単になってきます。
今回はセブンスコードの4種類を4ポジションで構成音を弾くアルペジオの覚え方を説明していきます。
もくじ
目次
この記事のざっくりとした流れです。
Cメジャーセブン アルペジオ
まずCメジャーセブンのアルペジオから説明していきます。
上記は前回説明したCメジャーセブンのDrop2コード、Drop3コードです。
C(ド)、E(ミ)、G(ソ)、B(シ)が構成音となっており、ルート、3度、5度、7度の順でアルペジオを行っていきます。
前回説明したDrop2コード、Drop3コードを同ポジションで弾いた後に、度数を意識しながらアルペジオの練習をするのがおすすめです。
5度ポジション・7度ポジション
5度(ソ)始まりポジションのアルペジオと7度(シ)始まりポジションのアルペジオです。
7度ポジション(2)・3度ポジション
7度(シ)始まりポジションのアルペジオの2つ目と3度(ミ)始まりポジションのアルペジオです。
3度始まりのアルペジオは開放弦を含めてローポジションで弾くこともできます。
5フレットに渡るアルペジオはスライドを使って弾くのがおすすめです。
Cセブンス アルペジオ
次にCセブンスのアルペジオを説明していきます。
上記は前回説明したCセブンスのDrop2コード、Drop3コードです。
C(ド)、E(ミ)、G(ソ)、B♭(シ♭)が構成音となっており、ルート、3度、5度、♭7度の順でアルペジオを行っていきます。
前回説明したDrop2コード、Drop3コードを同ポジションで弾いた後に、度数を意識しながらアルペジオの練習をするのがおすすめです。
5度ポジション・ルートポジション
5度(ソ)始まりポジションのアルペジオとルート(ド)始まりポジションのアルペジオです。
♭7度ポジション・3度ポジション
♭7度(シ♭)始まりポジションのアルペジオと3度(ミ)始まりポジションのアルペジオです。
3度始まりのアルペジオは開放弦を含めてローポジションで弾くこともできます。
Cマイナーセブン アルペジオ
次にCマイナーセブンのアルペジオを説明していきます。
上記は前回説明したCマイナーセブンのDrop2コード、Drop3コードです。
C(ド)、E♭(ミ♭)、G(ソ)、B♭(シ♭)が構成音となっており、ルート、♭3度、5度、♭7度の順でアルペジオを行っていきます。
前回説明したDrop2コード、Drop3コードを同ポジションで弾いた後に、度数を意識しながらアルペジオの練習をするのがおすすめです。
5度ポジション・ルートポジション
5度(ソ)始まりポジションのアルペジオとルート(ド)始まりポジションのアルペジオです。
♭7度ポジション・♭3度ポジション
♭7度(シ♭)始まりポジションのアルペジオと♭3度(♭ミ)始まりポジションのアルペジオです。
Cマイナーセブンフラット5 アルペジオ
次にCマイナーセブンフラット5のアルペジオを説明していきます。
上記は前回説明したCマイナーセブンフラット5のDrop2コード、Drop3コードです。
C(ド)、E♭(ミ♭)、G♭(ソ♭)、B♭(シ♭)が構成音となっており、ルート、♭3度、♭5度、♭7度の順でアルペジオを行っていきます。
前回説明したDrop2コード、Drop3コードを同ポジションで弾いた後に、度数を意識しながらアルペジオの練習をするのがおすすめです。
♭5度ポジション・ルートポジション
♭5度(♭ソ)始まりポジションのアルペジオとルート(ド)始まりポジションのアルペジオです。
♭7度ポジション・♭3度ポジション
♭7度(シ♭)始まりポジションのアルペジオと♭3度(♭ミ)始まりポジションのアルペジオです。
枯葉(Autumn Leaves)アルペジオ
練習曲として枯葉(Autumn Leaves)の前半16小節、後半16小節を6弦開放「E(ミ)音」から1弦12フレット「E(ミ)音」まで、コードにあわせてアルペジオで上昇、下降して弾いていきます。
コードが移り変わる時には、そのコードの構成音の次に「高い」もしくは「低い」音を選択しています。
前半16小節 アルペジオ
前半16小節をアルペジオで弾いており、最初は上昇から始めています。
4分音符で弾いていますが、出来る方は8分音符でも練習してみてください。
また必ずしもこの通りの運指でなくても問題ありません。
後半16小節 アルペジオ
後半16小節をアルペジオで弾いており、最初は下降から始めています。
スムーズにコードとコードの間を次に高い音もしくは低い音で繋いでいく練習となり、この練習をみっちりやっておくと、この後のスケール練習やジャズギターのソロが簡単になってきます。
まとめ
今まで練習してきたクローズドボイシングトライアド、オープンボイシングトライアド、4ポジション・4種類のコードをまず弾いて、対応するアルペジオを弾くと効率良く覚えることができます。
この練習をC、D♭、D、E♭、E、F、G♭、G、A♭、A、B♭、B全てのコードでコツコツと練習していけば、実際のジャズのコードにあわせてアルペジオでソロを弾くことができるようになってきますので頑張って練習してみてください。